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桶ソサエティをめざして Towards the Oke Society

「桶」というものをきっかけに、いま、さまざまな人の出会いが生まれようとしています。
桶づくりに誇りをもって働いてこられた桶師さん。
味噌屋さん、醤油屋さん、酢屋さんなど、桶を愛用し、桶の行く末を案じておられる業界の方々。
かつて捨てた木桶を、いま一度見直し始めた酒屋たち。
いまだ謎の多い「桶と発酵」というテーマに挑む研究者。そして、桶の風景に懐かしさや神秘を感じ、それが消えてしまうことに淋しさを感じている一般の人たち――。

こうした人々の出会いをどのようにつなげていけば、桶の世界を守り、その恵みを楽しんでいけるのでしょうか。
「桶仕込み保存会」は当初、木桶で酒を醸すことに関心を抱く酒屋の会として2002年に始まりました。しかし「桶」の奥深い世界に触れてゆくにつれ、より多様な人々が参加できる会にするほうが、もっと楽しく、桶を守る上でも有効なのではと思うようになりました。
今後の「桶仕込み保存会」の運営を考える上では、欧米社会で「ソサエティ」と呼ばれる会の形を考えています。
「桶」の世界を守り、知り、技術を伝承していこうという「桶仕込み保存会」には、日本に既存の同業者組合よりも、こうした「ソサエティ」という開かれた会のあり方のほうが、よりふさわしいかと思われます。
「桶」を基本のところで支える林業家、そして桶師たち、桶を使う醸造関係者、そして桶でできた酒や味噌、醤油などを味わう一般の人びとをつなぐ「桶仕込み保存会」。
将来的には、一年ごとに「この一年で山を守るのに一番貢献した人」や、「この一年で桶技術の継承に最も貢献した人」に「賞」を贈るような、そんな温かさと心意気、探究心に満ちた集いにしてゆければと願っています。
日本の桶の世界にもぐりこみ、玉手箱の謎と遊ぶ――皆さんのお力で、桶の世界を守るさまざまな活動が展開できます。ぜひご一緒に、楽しんでいきませんか。

特定非営利活動法人桶仕込み保存会
381-0102 長野県長野市若穂保科4455 tel 026-214-6282